【試合結果】4月9日(日)HOME愛媛オレンジバイキングス第2戦
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4月9日(日)高松市総合体育館で行われたHOME愛媛オレンジバイキングス第2戦の試合結果です。
【BOX SCORE】
香川(KAGAWA) 87 - 79 愛媛(EHIME)
第1Q 17 - 15
第2Q 21 - 19
第3Q 27 - 16
第4Q 22 - 29
【スターティング5】
香川:#0大澤選手、#11タプスコット選手、#15坂東選手、#19徳永選手、#41高田選手
愛媛:#1中島選手、#13俊野(佳)選手、#16笠原選手、#33俊野(達)選手、#41ウィリアムJr.選手
【主な活躍選手スタッツ】
香川
#0大澤選手 5リバウンド
#5溝口選手 12得点
#11タプスコット選手 17得点5リバウンド8アシスト2スティール
#15坂東選手 14得点
#41高田選手 17得点5リバウンド3アシスト
愛媛
#21ブラックレッジ選手 18得点12リバウンド3スティール
#33俊野(達)選手 32得点6リバウンド3アシスト3スティール
#41ウィリアムJr.選手 16得点8リバウンド
【入場者数】575名
【試合戦評】
■第1Q 17 – 15
開始1分半お互いに点の入らない時間が続く。最初の得点は香川#11タプスコット選手の相手のチェックの上からの3Pで幕開け。続けて香川はディフェンスで相手の得点を抑えると#41高田選手も3Pを決め、更に#19徳永選手のスティールから#15坂東選手がレイアップに持ち込むと、これは外れてしまうが#41高田選手がオフェンスリバウンドからこれをフォローし得点すると、#0大澤選手もフリースローで続き10-0と怒涛のスタートダッシュを切る。開始4分半で愛媛もようやく#1中島選手のミドルシュートで初得点を取ると、続けて#33俊野(佳)選手もレイアップを決め、更に再び#1中島選手がドリブルからそのままレイアップに持ち込むとこれがバスケットカウントとなり10-6と点差が縮まる。しかし、香川も変わって入った#18前村選手が3Pを沈め再びリードを広げるが、終盤どんどんとゴールにアタックをしかけてくる愛媛に3連続得点を与えてしまい香川の2点リードで第1Q終了。
■第2Q 38 – 34 (21 - 19)
最初の得点は香川#32ウィリアムス選手のフリースローから。続けて相手のオフェンスを止めると、#5溝口選手の3Pが決まり再び香川がリードを広げる。愛媛も早いパス回しから#41ウィリアムJr.選手が3Pを決め返すが、ここで再び香川#18前村選手が3Pを沈める。またしても愛媛#41ウィリアムJr.選手に3Pを決められるが、これも香川#5溝口選手が同じ3Pで返す。その後も激しいプレッシャーをかけてくる愛媛に連続得点を取られ27-27と同点に追いつかれるが、香川#41高田選手のミドルシュートで2点リードとしてオフィシャルタイムアウトへ。オフィシャルタイムアウトを挟み、再び#41高田選手が3Pを決めてリードを広げる香川。しかし愛媛も#21ブラックレッジ選手がインサイドで返す。その後も#33俊野(達)選手がスクリーンからミドルシュートを決め、#41ウィリアムJr.選手にもレイアップで得点され同点に追いつかれる香川でしたが、それでも#11タプスコット選手のアシストから#19徳永選手がゴール下を沈め、逆転は許さない。最後も#13近選手がドリブルで切り込みシュートを決めると愛媛の得点を許さず4点香川のリードで前半終了。
■第3Q 65 - 50(27 - 16)
最初の得点は愛媛#41ウィリアムJr.選手の3Pで愛媛が先制。しかし香川も#11タプスコット選手が2連続で決めると、更に#41高田選手の3Pが決まり7-3と良い立ち上がりを見せる香川。その後の愛媛のオフェンスで香川#19徳永選手と愛媛#13俊野(佳)選手が討論になり、一瞬緊張感が漂うもその後のオフェンスで#15坂東選手がまたしても3Pが沈めると、愛媛はたまらずタイムアウトを請求する。タイムアウト明け愛媛#41ウィリアムJr.選手にインサイドを決められるが、それでも香川の勢いは止まらない。次々と相手にオフェンスでミスを誘うと#15坂東選手がドライブに3Pにフリースローにと連続で得点を重ね香川のリードは15点まで広がる。ぽっかりと穴が空き愛媛の#93伴選手と#21ブラックレッジ選手に決められるが、それでも#15坂東選手からのアシストで#41高田選手がゴール下を決め、続けて次は#41高田選手のアシストから#15坂東選手が3Pを決めると、愛媛は後半2回目のタイムアウトを取る。しかし香川は次の愛媛のオフェンスも止めると#19徳永選手のフリースローで点差を20点とする。終盤愛媛#33俊野(達)選手に連続2本ファストブレイクに持ち込まれ、2本目でバスケットカウントを与えてしまう。しかし15点リードをつけて最終Qへ。
- 第4Q 87 - 79(22 - 29)
最終Q出だしから愛媛#33俊野(達)選手が点を取りにくる。しかし香川も#32 ウィリアムス選手のファストブレイクからのレイアップ、そして#11タプスコット選手のフリースローで踏ん張りを見せる。それでも#21ブラックレッジ選手と#33 俊野(達)選手を中心に攻撃の手を止めない愛媛。その勢いに飲まれ始めた香川は再びオフェンスでターンオーバーをしてしまい、それを愛媛にファストブレイクに持ち込まれ6点差と詰められてしまう。ここで香川はたまらずタイムアウトを請求。愛媛の流れを切る。明けのオフェンスで香川は愛媛のプレスディフェンスを落ち着いて攻め、#5溝口選手が愛媛#41ウィリアムJr.選手から4つ目のファウルをもらい、このフリースローをきっちりと沈めると、#14フォーブス選手もレイアップで続き、再びリードを8点に広げる。愛媛も4ファウルの#41ウィリアムJr.選手を投入し3Pを決めると、香川も#19徳永選手が3Pで返すが、すぐに愛媛#1中島選手が3Pを決めて6点差となる。ここで香川はタイムアウトを請求すると#19徳永選手がフリースローをもらいこれを1本決める。しかしその後のオフェンスで愛媛#33俊野(達)選手に3Pを決められ4点差とリードを縮められる。しかしその後のファウルゲームでも香川#14フォーブス選手と#5溝口選手がフリースローを全て決め、最後までリードを守り試合終了。
- 全体
昨日とは違い、試合の出だしから香川がエナジーで愛媛を上回るプレイでスタートを切ると、連続3Pやファストブレイクなどで10-0とリードする。しかし愛媛も開始4分半で最初の得点をとると、そこから怒涛の反撃を見せ2点差まで追い詰める。続く第2Qも香川が良いスタートを切り再びリードを広げるが、そこから3Pの打ち合いとなるも、愛媛の激しいプレッシャーに点が止まると、逆に連続得点を許し同点に追いつかれてしまう。再び香川がリードを奪うも愛媛の外国籍選手や#33俊野(達)選手の得点でまたしても同点に。しかし幾度のピンチも香川はその後にしっかり得点を返し、愛媛に逆転を許さない。更に後半の出だしからエンジンをかけると#41高田選手と#15坂東選手のプレイがこのQで輝きを放つ。特に#15坂東選手はこのQだけで3Pを3本とアシストやスティールでチームに勢いをつけ香川は一時最大20点差をつける。しかし愛媛もこのままでは終わらない。第3Qの終盤、#33俊野(達)選手が連続得点で5点リードを縮めると、最終第4Qの出だしでも猛反撃をかけてくる。香川も#11タプスコット選手の得点などで踏ん張るが、それでも愛媛の波状攻撃を前にミスも出てしまい、6点差まで追い詰められてしまう。しかしタイムアウトの後、#5溝口選手が愛媛#41ウィリアムJr.選手から4つ目のファウルを誘い、このフリースローをきっちりと決めて落ち着きを取り戻すとその後も#41ウィリアムJr.選手、#1中島選手、#33俊野(達)選手と3Pで追いかけてくる愛媛を前に、#19徳永選手の3Pやフロースローでリードをかろうじて守る香川。その後のファウルゲームでもフリースローを落ち着いて全て沈め、愛媛の猛追を耐えて耐えて香川が勝利した。今日の試合のスタッツを見ると、香川の2Pが37%と非常に悪かったものの、3Pが入ったことで、ドライブも増え、フリースローの機会を多くもらえ、それもキチンと決めることが出来たのが勝敗を分けた要因と言えるだろう。愛媛#33俊野(達)選手に32点取られるなど、試合全体を通してやられてしまい、#41ウィリアムJr.選手にも良いところで3Pを決められ幾度となく追いつかれる場面もあったが、その度にそれぞれの選手が得点を返して踏ん張りを見せると、#15坂東選手と#41高田選手がチームに勢いをつけ、試合終盤は#5溝口選手が確実なフリースローを見せるなど、チーム全体で掴んだ勝利だった。
フォームの始まり
【HCコメント】
香川
ナバーロHC
「今日はシュートが良く入った試合だった。3Pが40%近くも入ったのは大きかった。#33の俊野選手は非常に素晴らしいプレイをした。彼は本当に止めるのが難しい選手で、今日も先発メンバーを変えてアユムを彼につけて抑えようとしたが、あれだけ素晴らしいプレイをされてしまっては止めるのは困難だった。ただ今日は、ウチのシュートが入ったことでかろうじて勝つことが出来た。今日は秀一が素晴らしい働きをしてくれた。プレイングタイムこそ長くは無かったが、その中でも今日は生産性の高いプレイでチームに貢献してくれた。彼以外にもタクも素晴らしかった。課題としていたディフェンスも改善が見られ、オフェンスでもオープンショットが増えた中で、昨日と今日の試合の違いといえばやはり3Pの確率にある。今日の我々のシュート率で見ると3Pが42%で2Pが36%と3Pが2Pの確率を上回っている。それが昨日と今日の試合での大きな違いで今日のように3Pが12/28で入ればオフェンス・ディフェンス共にリズムを掴みやすく、こういった試合で負けることは中々無いだろう。加えて我々は今日フリースローを23/29でほぼ80%としっかりと決めることが出来たのも大きい。今日は何故かシュートが良く入った。スタッツがここにないので、正確かは分からないが、ウチは25本以上フリースローを打っている試合での勝敗は9-1。今日はアウトサイドの選手がゴールにアタックをしやすいオフェンスセットを使うことで、昨日よりも効果的にゴールへのアタックが出てファウルをもらうことができた。また今日のスタートメンバーを見ると2人のポイントガードと3番ポジションのチェハーレス選手を起用した我々は、試合の出だしから全てのポゼッションで相手よりスピードで勝ることが出来た。通常より早いチームの方が、ファウルをもらいやすい。昨日の試合を受け、選手達にもう一度考えるきっかけとしてもらう為にも先発で起用する選手を変えて臨んだ。シュウトは非常に素晴らしい選手でスタートにこだわりを持っているが、昨日の試合は非常に内容が悪かったので今日はスタートから変化をつけなければいけないと思った。アユムは常にハードにプレイする選手。だから彼がフロアに立てば間違いなく全力でプレイしてくれると確信していた。彼のエナジーが他の選手にも影響を与えたと思う。結果としては彼のマークである俊野選手に32点とられてはいるものの、彼のディフェンスは良かった。チームがエナジー高くプレイする着火剤となってくれた。ハーフタイムで選手達には、次の第3Qでよりハードにプレイしているチームがこのゲームに勝つことが出来るとだけ伝えた。2Pが25%と最悪の出来にも関わらず4点リードで終わった前半、緊迫した試合展開の中、後半の出だし5分が勝負だと思っていた。」
愛媛
河井HC
「前半ダメなバスケットをして、後半追いついたというところは評価しなければいけないと思いますし、良くカムバックしたと思います。実際87点取られてしまった時点で自分達の前半の受身になってしまった甘さを指摘しなければいけないですし、またそれ以上に香川は良いバスケットをしたと思います。自分達が2Pを約37%に抑えるところは良かったですが、やはりゲームの頭からファウルをたくさん吹かれたことによって受身に回ってしまった中で、最後のファウルゲーム省いても20本近くのフリースローを与えてしまったのは問題。そして更に前に出れなかったことで、3Pゲームをこのように高確率で作られてしまった。トータルで言えば、選手達がカムバックしたというところは褒めてあげたいですが、それよりも香川が40分間通して良いバスケットをしたと思います。また来週に向けてしっかりと準備して、次の広島戦にフォーカスしたいと思います。昨日のゲームと比べて香川の選手がフリーな場面が多く見られた原因は昨日と戦術面の変更は無く、単純にソフトに入ってしまったところがまず一つ。そして選手達がこれではダメだと思って前に出たところでファウルを吹かれてしまい、それにより更に中途半端にプレッシャーをかけずに前に出る、ボクシングで言えばノーガードで前に出て行って打たれるといった状態が、相手に多くの3Pのチャンスを与えてしまった要因。そういったレフェリーの笛に対し、恐れるのでは無く、やはりやり続けるという意思が今日は必要だったと思います。でも、前半気遣いの無い状態で前に出てパスを振られ、カウンターで抜かれてシュートやレイアップ、若しくはまたそこから外に出されてアウトサイドを決められるというバスケットから、良く第3Qの終わりから自分達に流れを引き寄せて6点差まで追い詰めて、これはいけるかと思いましたが、最後の最後でミスが出てしまった。今日はウチのスタッツを見ると分かる通り、特別悪いわけでも無く凄く良いわけでもない普通のスタッツ。単純に今日は3Pとフリースローの差が出てしまったと思います。」
この日も試合会場にて緊張した試合展開の中、最後まで勝利を信じて一緒に戦ってくださったブースターの皆様大変ありがとうございました。
皆様の応援で勝利することが出来ました。
また、スポナビライブにて観戦してくださった皆様もありがとうございました。
前日の悔しさを見事ぶつけて、愛媛との最後の四国ダービーを勝利で飾ることができました。
この後AWAYが2週続きますが、残りHOMEはあと2節のみ。
最後まで全力でプレイするファイブアローズの戦士達と皆様も試合会場で一緒に戦ってください!
応援よろしくお願いいたします!!