【試合結果】11月20日(日)香川県魅力体験DAY & 小豆島DAY ホーム熊本ヴォルターズ 第2戦
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11月20日(日)に高松市総合体育館にて行われたホーム熊本ヴォルターズ第2戦の試合結果をお知らせいたします。
【試合結果 BOX SCORE】
香川(KAGAWA)77 – 82 熊本(KUMAMOTO)
1Q 17 – 16
2Q 23 – 15
3Q 19 – 24
4Q 18 – 27
【スターティング5】
香川: #5溝口選手、#11タプスコット選手、#13近選手、#19徳永選手、#41高田選手
熊本: #1 中西選手、#2古野選手、#7小林選手、#11福田選手、#22ウォーレン選手
【主な活躍選手スタッツ】
香川
#11タプスコット選手 26得点3スティール
#18 前村選手 11得点
#19 徳永選手 10得点8リバウンド3スティール
熊本
#1 中西選手 13得点
#2 古野選手 19得点6アシスト
#22 ウォーレン選手 25得点16リバウンド
#43 ビュートラック選手 10得点
【試合戦評】
■第1Q 17-16
試合スタート香川#13近選手のウィングでのスティールからファストブレイクに繋ぎ香川が先制点をとる。続いて#41高田選手もミドルシュートを沈め、良いスタートを切る香川でしたが、熊本も連続得点で簡単には主導権を握らせてくれない。#11タプスコット選手の連続3Pとスティールからのファストブレイクで再びリードを奪い、その後も好ディフェンスを続けますが、果敢にアウトサイドを狙うも決まらない香川に対し、熊本の強力なインサイドで徐々に点を詰められ1点リードで第1Q終了。
■第2Q 40-31(23-15)
続く第2Qの出だしも#18前村選手がセカンドチャンスで3Pを沈めて香川が先制、リードを広げますが、熊本も#22ウォーレン選手の連続ミドルシュートですぐに同点に返す。その後#32ウィリアムス選手のゴールへのアタックで得点を重ねる香川に対し、熊本は連続3Pで食らいつく。終盤#13近選手の3P、#11タプスコット選手のオフェンスリバウンドからのバスケットカウントで再びリードを奪うと、最後も#11タプスコット選手の3Pで9点差とリードを広げ前半終了。
■第3Q 59– 55(19 – 24)
先制点はエンドスローのセットプレイから熊本#7小林選手のミドルシュート。その後インサイドで相手熊本の長身フォワード#1中西選手を体を張って止めていた#41高田選手が連続ファウルをとられ4ファウルとなる。その後もうまくいかないオフェンスと審判のコールに苛立ちを隠しきれずベンチテクニカルを取られてしまい暗雲立ち込める展開。遂に熊本#2古野選手の3Pで逆転されてしまう。香川は#11タプスコット選手の連続得点で再びリードを奪い返すも、またしても熊本#1中西選手のインサイドに苦しめられ同点に。#18前村選手の3Pで何とかリードを保ち最後は#9坂井選手がフリースローをきっちり決めて4点差で最終Qへ。
- 第4Q 77– 82(18 – 27)
香川は出だしから簡単なミスでポゼッションを受け渡してしまう。#14フォーブス選手のバスケットカウントや#19徳永選手のドライブで何とかリードを保ちますが、ディフェンスの連携が上手くいかず簡単にオープンショットを打たれたり、連続してオフェンスリバウンドを取られるなど少しずつ綻びが出るようになる。それでも取られれば取り返す緊迫した時間が続く中、残り3分半、熊本#9神原選手の3Pにスクリーンにかかって対応が遅れた#5溝口選手がファウルでフリースローを与えてしまい、2点リードされると、続くオフェンスでもきちんと組み立てれず、更に次の熊本のオフェンスで#43ビュートラック選手に前日と同じ時間帯、そして同じ位置から再び値千金の3Pを入れられリードは5点差に。何とか追いつきたい香川は#19徳永選手がドライブで点を取りますが、熊本#2古野選手の巧みなバンクショットとフリースローで返されてしまう。#13近選手が苦しい体勢から3Pをねじ込み3点差としますが、その後のファウルゲームでも熊本がフリースローをきちんと決め、5点差のまま試合終了。
■全体
試合前半は、ディフェンスから良い流れを作り連続得点でリードを奪うことに成功しますが、熊本の強力なインサイド、そして#2古野選手のアウトサイドとゲームメイクに常に安心させてもらえない試合でした。それでもディフェンスでは相手に17本のターンオーバーを与え、ファストブレイクに繋げるなど、全体的に良いディフェンスが出来てはいたものの、試合の終盤の大事な時間帯でリードを奪われると、確実に点を返すオフェンスの策が無く、それがディフェンスにも響き、相手にビッグシュートを決められてしまいました。数としては熊本の方が多かったターンオーバーですが、質とタイミングで自らの流れを断ち切ってしまうのが多かったのは香川だったように見えます。試合残り3分で勝ちを自分達で逃がしてしまった試合となってしまいました。
【観客数】512人
【HCコメント】
香川
ナバーロHC
「今日は3Qと1/2はしっかり戦えたと思いますが最後で崩れてしまった。この試合は熊本のオンボールスクリーンと古野選手をどのように止めるかという明確な対策を立てて臨みましたが、前半に関しては上手くいったものの、最終Qで古野選手ともう一人の選手にオンボールスクリーンから6点立て続けにやられてしまい、自分達が練習してきたことが最後で崩れてしまった。熊本はとてもコーチングが行き届いていてインサイドもアウトサイドもあるバランスの取れた非常に良いチーム。とても我慢強く、その点はウチの選手達も見習う必要があり、それがゲームの勝ち負けを左右することを学んで欲しいと思います。非常にフィジカルなゲームだったが、ジャッジの笛にお互い苦戦した時間はあったが、その中でも良いプレイをしなければならない中で勝ち切ったのは相手だった。ペースを上げ、アウトサイドが主体となるウチに対し、インサイドが強力でハーフコートオフェンスをしっかりと組み立てる熊本の方がファウルをもらいやすいチームスタイルではある中でファウルが多くなってしまうのは仕方の無いところではあるものの、全体的にウチの選手の気持ちのこもったディフェンスでリーグトップの勝率を誇る相手から17ターンオーバーを奪えたのは評価出来る。しかしながら、最後の最後で痛恨のミスを連続で犯してしまったところでゲームが全て変わってしまった。こういった精神的なタフさというのは試合でしか学べないものであり、相手の古野選手が非常に良い例であるように、彼の試合を通して、特に最終Qでの落ち着いたプレイが大きなポイントとなったと思う。自分達はリーグの中でも1番経験の浅いチームであり、これからも勝ち方を学んでいく必要がある。それを導いていくのがコーチの責任であり、それに応えるのがプレイヤーの責任だと思います。」
熊本
保田HC
「今日はまたいつもとラインナップが違った形でスタートしなければならない香川との対戦で、更に選手全員がプレイできない難しい状況ではある中で、タフなゲームを勝ち切れたことをまずは評価したいと思います。前半相手のディナイが非常に強く、中々ボールシェアが出来ず対処に苦しんだ場面もあったが、後半はしっかり修正することが出来て、2番3番の選手へのボールの受け渡しから4番5番の選手がしっかりとスクリーンをかけてくれたことで、ボールが回り、インサイドのアタックも出来るようになったと思います。また外国籍選手が1名少ない状況でもリバウンドで完勝出来たこと、そしてオフェンスリバウンドでも17本取れたところを見ると、アウトサイドの選手もしっかりと助けてくれて、チームとして執着出来たと思いますし、また守らなければならない相手に対し、しっかりとマッチアップ出来たと思います。アウトサイドから良いリズムでシュートを打ってくる香川に対しアジャストするのが非常に難しい中で、それに対し辛抱強くクローズアウトでタフシュートを打たせ続けることが出来たのは、自分達の根気強さが表れた試合かなと思います。100パーセント意思疎通が造り上げれていないラインナップで臨んだ中で、試合中に調整しながらプレイしてくれたことは良かったし、自分達が分析した中で、タフショットを打たせた上で入ってしまうシュートは気にせず、やられてはいけないペイント近くのシュートやインサイドを止めていこうとしたディフェンスもしっかり出来た。前半から良い形でシュートは打てていたので、リードされても終始焦りは無く、ハーフコートでボールが回って良いスクリーンからミドルラインにドライブを作れたことが勝ちを引き寄せた大きなポイントだと思います。」
またしても惜しいところまで戦えた試合でしたが、最後の最後で連続ミスから勝利を逃してしまった試合となりました。これで対熊本との対戦成績は4戦4敗となってしまいました。
会場にてこの緊迫した試合に最後までチームに声援を送り続けてくださった皆様、大変ありがとうございました。
皆様の声援にお答えすることが出来ず、申し訳ありませんでした。
またこの日も沢山の方が小豆島からお越しくださいました。小豆島の皆様も2日間本当にありがとうございました。
さて今週はこちらも勝ち星の取れていない島根スサノオマジックとのAWAY戦となります。
非常に難しい相手ではありますが、熊本相手に試合最後まで戦えたディフェンスで今度はAWAYの地で勝利を掴んでもらいたいと思います。
今週土曜はまたSANTA‘S DINER様にてパブリックビューイングもありますので試合会場に行けない方はそちらで応援していただければと思います!
皆様応援よろしくお願いいたします!