【試合結果】2月19日(日)HOME福島ファイヤーボンズ第2戦
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2月19日(日)に高松市総合体育館にて行われた交流戦Vol.9 ホーム福島ファイヤーボンズ第2戦の試合結果をお知らせいたします。
【試合結果 BOX SCORE】
香川(KAGAWA)79 – 83 福島(FUKUSHIMA)
1Q 18 – 19
2Q 19 – 11
3Q 19 – 27
4Q 23 – 26
【スターティング5】
香川: #11タプスコット選手、#13近選手、#15坂東選手、#19徳永選手、#41高田選手
福島: #5友利選手、#8村上選手、#11スパイクス選手、#17堀選手、#21菅野選手
【主な活躍選手スタッツ】
香川
#11タプスコット選手 23得点14リバウンド4アシスト3スティール
#13近選手 21得点9リバウンド
#14フォーブス選手 7リバウンド
#15坂東選手 10得点
#19徳永選手 11得点7リバウンド4アシスト
福島
#0ボーズマン選手 22得点
#2シャノン選手 14得点10リバウンド
#11スパイクス選手 7得点10リバウンド
#17堀選手 7リバウンド
#21菅野選手 18得点
【試合戦評】
■第1Q 18-19
昨日と同様お互いにファーストショットが決まらない立ち上がり、最初に決めたのは香川#15坂東選手のドライブレイアップから。続いて#13近選手がミドルシュートを決める。福島も#11スパイクス選手のインサイドで返すが、すぐに香川も#11タプスコット選手が決め返す。香川は昨日と同様リバウンドをしっかりと守りオフェンスに繋げると、#11タプスコットの連続で決め、続けて#41高田選手の3Pも決まり11-4とリードを奪う。福島#21菅野選手に3Pを決められるも#19徳永選手がドライブでバスケットカウントをもらいきっちりと決めリードを守る。ここで福島に2本連続で走られ3点差とされると、その後#23水野選手に3Pを決められ同点とされ、続くフリースローで逆転されてしまう。それでも香川は#15坂東選手がミドルシュートで返してリードを許さない。福島#28枡田選手にドライブを決められ1点ビハインドで第1Q終了。
■第2Q 37-30(19-11)
最初の得点は福島の#2シャノン選手のインサイドから。続けて同じく#2シャノン選手、#0ボーズマン選手に連続得点を奪われ悪い立ち上がり。ここでタイムアウトを請求するが、オフェンスが思うように攻めれず苦しい時間が続く。やっと香川も#19徳永選手のオフェンスリバウンドからの得点で返すが、再びターンオーバーから相手にフリースローを与えてしまう。#5溝口選手のミドルシュートが決まると、#19徳永選手のレイアップも決まり、2点差と福島をとらえるが、福島も#0ボーズマン選手のインサイドで点を返されオフィシャルタイムアウトへ。#5溝口選手のゴール下シュートで再び相手を捕らえるとその後のディフェンスでも相手を止め、そのまま先頭を走った#32ウィリアムス選手にパスが渡りファストブレイクで逆転に成功すると、再びディフェンスで#32ウィリアムス選手のブロックショットから連続得点を奪うと#13近選手の3Pも決まる。最後も#13近選手がブザーと同時に3Pを沈め7点リードで前半終了。
■第3Q 56 – 57(19-27)
後半の出だしも香川#11タプスコット選手のリバウンドショットから。その後も#15坂東選手のファストブレイクで連続得点を奪う。福島の#11スパイクス選手にフリースローで1点返されるも香川#41高田選手が早い展開から#13近選手のファストブレイクに繋げる。しかし福島も#21菅野選手の3P、続いてファストブレイクからのフリースロー、さらにもう一度#21菅野選手の3Pと#17堀選手のリバウンドショットと怒涛の連続得点を決められ2点差と一気に差を詰められてしまいます。香川もフリースローで1点返し、続けて#11タプスコット選手のバスケットカウントで再びリードを奪いますが、#11スパイクス選手に返され、その後連続オフェンスリバウンドも得点に繋げられず、逆に福島#5友利選手にアウトサイドを決められ2点差に。続いて福島#13近選手の#17堀選手へのファウルがアンスポーツマンファウルを取られこのフリースローで同点とされてしまう。香川も#13近選手が3Pを決めるが、福島#0ボーズマン選手のインサイド、続けて#21菅野選手の3Pで再び逆転。お互いに逆転を繰り返し譲らない。ここで福島#0ボーズマン選手にバスケットカウントを取られるがこのフリースローを外し3点差となると、#19徳永選手がフリースロー2本をきっちりと決め1点差として最終Qへ。
第4Q 79– 83(23 – 26)
出だしは香川#11タプスコット選手のインサイドから。続いて#19徳永選手も連続得点を決め再び香川が最初のモメンタムを奪う。福島の#2シャノン選手にインサイドを決められ返され、#21菅野選手に3Pを決められ再び逆転される。ここから再びお互いの両エースが決めあう我慢比べの展開。福島#2シャノン選手にバスケットカウントを取られ4点リードされると、再び#2シャノン選手に連続得点を取られ、更にターンオーバーから#0ボーズマン選手に走られフリースローで更にリードを広げられてしまう。残り3分フリースローで1点返すと#13近選手のオフェンスリバウンドから#15坂東選手の3Pも決まり、再びゲームを戻すが、福島#0ボーズマン選手が落ち着いてミドルシュートを決め返される。それでも#13近選手がミドルシュートを決めるもここで#14フォーブス選手が5回目のファウルを取られてしまう。ここでディフェンスで相手のボールを奪い2点差と迫るが、福島のボール出しのところで、#15坂東選手が福島#0ボーズマン選手に不必要なファウルをしてしまい、再び4点差に。残り51,7秒ここで香川はハーフコートオフェンスをセットするもターンオーバーで終わってしまい、再び#0ボーズマン選手へのファウルで6点差に。香川も諦めず#11タプスコット選手へのタップシュートでリードを削るとすぐさまファウルゲームを狙う。福島#0ボーズマン選手が確実に2本入れられるが、ここでも香川#13近選手が3Pを決める、更にファウルを出来ずに福島に得点を取られるが再び#13近選手が3Pラインのかなり離れた位置からねじ込みワンゴール差とすると、福島がその後のフリースローを1本外し最後のチャンスを掴むも、ここで痛恨のパスミス。福島ボールとなり、そのまま試合終了。
■全体
前日の勢いを引継いで第1Qの序盤、ディフェンスから得意の早いバスケットを展開することに成功し、リードを奪うも福島にも連続得点を取られ互角の展開。第2Qの立ち上がりも相手の勢いは止めれず苦しい時間が続くが、終盤で再びファストブレイクから逆転すると、この日大当たりの#13近選手の連続3Pでリードを奪い後半へ。後半の出だしも香川が連続得点を奪うが、福島も#21菅野選手の3Pが決まり始め、お互いにリードを奪い合うシーソーゲームとなる。最終第4Qスタートに成功したのは香川だったが、再び福島#21菅野選手の3Pで逆転されると、福島の外国籍選手に連続得点を許しリードを奪われる。香川も#13近選手のオフェンスリバウンドから#15坂東選手の3Pに繋げ、ゲームを戻すが、惜しいところで追いつくことが出来ない。ファウルゲームから#13近選手が連続のビッグ3を決めて最後まで喰らいつくも残り6秒2点差の最後のオフェンスがパスミスで終わり、あと1歩のところで連勝を掴むことが出来ずに試合終了。スタッツ上でも両者ほぼ互角の戦いだったが、強いて挙げるとすればフリースローの本数が香川が14本に対して福島が30本と2倍の数字。香川のファウルが多かったことが一つの敗因であると言える。しかし大事な場面での不必要なファウルやパスミスといった細かいミスがこの接戦を取れなかった1番の要因。強豪相手にあと少しで連勝を飾れる戦いを出来たことはチームの自信につながったが、やはり香川の連勝を掴み取る力よりも福島の連敗を阻止する執念が勝った試合となった。
【観客数】667人
【HCコメント】
香川
ナバーロHC
「福島さんは非常に良いゲームをしたと思います。自分達は全てを出し切りましたが、それでも向こうはタフに戦い、ビッグショットを決めていました。米国でもある決まり文句のような言い方ですが、両チームともに非常にハードに戦いましたが、福島さんにビッグショットを決められたと思います。このような試合を審判のジャッジによって決められてしまうのは非常に残念で、どちらのチームにとっても良いジャッジとは言えなかったと思う。ベースラインからのスローインの際、タイマーが動いていない状態でのシェイへのファウルは自動的に2フリースローとポゼッションであるはずで、FIBAのルールブックにも記載されている基本的なルールであるにも関わらず、3人の審判が誰もそれを知らず、5点を得るチャンスを失った。審判のミスコールのおかげでゲームが完全に変わってしまった。もちろんそれが負けた全ての要因だと言い訳するつもりは無い。福島は昨日に比べて良い戦いをしていたし、彼らは非常にコーチングの行き届いたチームで良いプレイヤーも沢山いる。ただ、ルール通りにきちんとジャッジされていれば試合は変わっていただろうと思います。試合を通して選手達は非常にハードにプレイしてくれたし、自分が求めたことをしっかりとやってくれた。にも関わらず、試合が選手達のプレイとは違う要因で決まってしまったのは非常に悲しいことだと思う。自分達はこの2日間リーグの中でもTOP5に入る強豪チームの1つに対しオフェンスでもディフェンスでも非常に良いゲームをしたと思う。昨日は大勝利をとることが出来、今日も勝ちそうなところまで戦うことが出来た。我々はこの週末の戦いに対して非常に満足している。ただ、福島が昨日よりも良かったことは間違いない。昨日と今日の福島チームの違いの一つとして挙げられるのが#21のシューターの選手。ウチも昨日と同様今日も彼に対し良いディフェンスは出来ていたと思うが、彼は昨日入らなかったシュートを今日はチェックの上から3,4本入れていた。この最終得点差4点の違いのその他の要因としてはフリースローもあるだろう。シュート確率では両チームともほぼ互角だが、今日の試合はこちらが14本に対し向こうが30本フリースローを打っている。来週からまた2週続けてAWAY戦が続くが、我々は特に戦い方を変えるつもりはない。先週に比べても今週はオフェンスでもディフェンスでも大きく向上出来たと感じているし、それに関してロッカールームも非常に自信を持てている。もちろん対戦相手の名古屋に対する細かな部分でのアジャストは必要だろうが、基本的な戦い方は変えない。この試合でも一つのポゼッションが勝敗を分けたと思っている。我々が一つ止めて一つ得点を取れていれば、違った試合になっただろう。次の試合も今よりも更に効果的なバスケットを展開し、相手を止め、点を決めることが大事。プレイオフ進出の可能性はほぼ無くなってしまったが、我々は一つ一つのゲームを全力で戦っていくことに変わりは無い。我々はプロフェッショナルであり、全員が日々成長し続けたいと思っている。来シーズンも契約を勝ち取り、このリーグで戦うために1試合1試合より良いチームや選手になるために戦うつもり。」
福島
森山HC
「前半2Qで自分達のオフェンスが止まってしまったのが、少しビハインドとなる原因となってしまったが、3Qしっかり自分達の形にして流れを作れたので、昨日の負けから選手達が良く頑張ってくれたと思います。ハーフタイムでは自分達がやるべき事をオフェンスもディフェンスもしっかりやろうと話した。オフェンスはシュートは打てていたもののそれが中々入らず苦しんだが、それでもシュートファーストで打ち続けないといけないということと、ディフェンスに関しては、相手の特徴は理解して戦っていたので、結果を見ればそれでもタプスコット選手は23点取られているが、残り1対1しかないような状況に絞り、そこでしかないというような形に時間帯で作れたので、リバウンドをしっかり取って走るというスタイルに繋げられたのが大きな要因かなと思います。今日も別に外からを多く狙ったというつもりは無く、いつもの自分達から比べれば打っていない方ですが、それでも菅野選手が昨日1得点しか取れなかったところを今日は結果として6本決めてチームにしっかり貢献したというところは彼の気持ちだと思いますし、それに伴ってボーズマン選手がゴールにアタックしてフリースローを取ってくれたので、一つオフェンスにメリハリがついた要因かなと思います。僕らは上の群馬さんを2ゲーム差で追いかけている状態ですので、来週ホームで、そして交流戦残り3節をしっかり戦って、プレイオフに向けて3月は上昇出来るように、2月を良い終わり方出来ればと思います。」
非常に接戦だったこの日の試合も前日以上のお客さんが会場にお越しくださり、最後の最後まで勝利を信じて熱い声援を送ってくださいました。それが選手の背中を後押しし、何度も諦めかけた気持ちを繋ぎ止めてくださいました。
会場にて大きな声援を送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。
そしてスポナビライブにて観戦してくださった方もありがとうございました。
来週から2週続けてAWAY戦が続きます。
ヘッドコーチもインタビューで答えている通り、プレイオフ進出はほぼ難しくなってしまいましたが、我々は応援してくださる皆さんの為にも毎試合を全力で戦います。
また会場にて一緒に戦ってもらえたら幸いです。
応援よろしくお願いいたします!!