【試合結果】3月12日(日)HOME 東京エクセレンス 第2戦
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3月12日(日)高松市総合体育館で行われたHOME東京エクセレンス第2戦の試合結果です。
【BOX SCORE】
香川(KAGAWA)76 – 114 東京EX(TOKYO EX)
第1Q 21 - 27
第2Q 12 - 21
第3Q 15 - 33
第4Q 28 - 33
【スターティング5】
香川:#8堀田選手、#11タプスコット選手、#15坂東選手、#18前村選手、#19徳永選手
東京:#6長澤選手、#8西山選手、#12泉選手、#13ステファン選手、#18飛田選手
【主な活躍選手スタッツ】
香川
#0大澤選手 10得点
#11タプスコット選手 16得点9リバウンド4アシスト2スティール
#14フォーブス選手 14得点8リバウンド3ブロック
#18前村選手 13得点
東京EX
#3エヴァンス選手 13得点10リバウンド
#8西山選手 24得点7アシスト
#13ステファン選手 31得点14リバウンド
#18飛田選手 14得点7リバウンド4アシスト
#35ヘラルド選手 10得点
【入場者数】1556名
【試合戦評】
■第1Q 21 – 27
最初は香川#8堀田選手のドライブから得点する。しかし東京の#13ステファン選手のインサイドで返される。続けて#8西山選手のチェンジオブペースで香川#18前村選手がファウルをしてしまいバスケットカウントを取られてしまう。香川も#18前村選手がスティールからファストブレイク、そして続けてスティールで#8堀田選手のレイアップが出て連続得点を取るが、またしても東京の#18飛田選手と#13ステファン選手に連続得点をとられ、香川#18前村選手が3Pを決めれば東京#8西山選手も3Pを決めるなど互いに点を奪えば奪い返す互角の戦いが続く。しかし、ここから香川のオフェンスが少し停滞すると、東京にフリースローなどで得点を与えてしまい8点リードとされる。最後は、#11タプスコット選手が終了ブザーぎりぎりでミドルシュートを決め6点ビハインドで第1Q終了。
■第2Q 33 – 48 (12 - 21)
互いに最初の得点が決まらない出だし。しかし東京#33宮田選手に3Pを決められる。続いて次のオフェンスでもミスで得点取れない香川に対し、東京は#23齋藤選手のポストプレイで連続得点。10点差にリードを広げられてしまう。その後再び両チームの得点が止まるが、タイムアウト明け残りショットクロック1秒と守るもパスからそのまま#35ヘラルド選手にアリウープを決められてしまう。香川も#15坂東選手がミドルシュートを決め10点差のままオフィシャルタイムアウトへ。タイムアウト明けも香川が決めれば東京も決め、10点差のまま続く。香川#11タプスコット選手がバスケットカウントを得るも惜しくもフリースローは外れるが、次のディフェンスで#32ウィリアムス選手が相手のインサイドのプレイを抑えると、#13近選手の3Pがネットを揺らし5点差とリードを縮める。ここで東京はすかさずタイムアウト。タイムアウト明け、東京にプレスを続けて2回上手く抜けられ簡単に得点を許してしまうと、ここで香川#32ウィリアムス選手が#13ステファン選手のシュート時に不必要なハードファウルをしてしまい、アンスポーツマンファウルで東京に1本のフリースローとポゼッションを与えてしまうとそのオフェンスで#8西山選手に3Pを決められ15点差とリードを広げられて前半終了。
■第3Q 48 - 81(15 - 33)
後半最初の得点も東京#13ステファン選手のインサイドから。続けて同じく#13ステファン選手に3Pを決められ、更に#8西山選手のミドルシュートと点差を22点と広げられる。香川も交代して入った#13近がターンアラウンドからミドルシュートを決め、#11タプスコット選手もフローターシュートを決めるも、東京の勢いは止まらず、再び#8西山選手、そして続けて#13ステファン選手にも3Pを決められ、更にバスケットカウントも決まり30点差と完全にゲームを東京が掌握する。香川も#14 フォーブス選手がインサイドで奮闘するも、相手のオフェンスを止めれず、リードは広がっていくばかり。香川はそれでもプレスディフェンスを続けるが、一向に止めることは出来ず、#14フォーブス選手がバスケットカウントを取るも、すぐに東京#12泉選手にバスケットカウントで返され32点差のまま最終Qへ。
■第4Q 76 - 114(28 - 33)
何とか追いつきたい香川は、#18前村選手の3Pからスタートする。続けて#0大澤選手も3Pを決めるが、ここでも東京#18飛田選手に3Pで返されてしまう。その後#18前村選手のフリースローと#14フォーブス選手のバスケットカウントで連続得点を取るが、ここでも東京#23 齋藤選手に3Pを決められる。代わって入った#23モーガン選手も3Pを決め、何とかチャンスを伺う香川だったが、#35ヘラルド選手にバスケットカウントで返される。その後も#18飛田選手の3P、そして#35ヘラルド選手のバスケットカウントと一向に攻撃の手が止まらない東京。香川はここで外国籍選手を全て下げ日本人だけにする。それでも#0大澤選手が最後に3Pを決め最後まで戦う姿勢を見せるが、最終的に相手に114点、38点差と大差をつけられ、そのまま試合終了。
フォームの始まり
■全体
第1Qの中盤まではお互いに一歩も引かない点の取り合いとなったが、終盤に香川のオフェンスのリズムが悪くなると、連続得点でリードをつくられる。そのまま第2Qの出だしでもオフェンスで停滞する香川に対し、連続得点する東京。そこから10点差を行き来するが、ここで香川が連続得点で5点差まで詰め寄る。しかしすかさずタイムアウトで東京が息を吹き返すと、ここで香川の我慢が続かず連続得点で再び一気に15点差に広げられ前半を終える。後半も出だしから怒涛の連続得点で東京に勢いに乗せてしまうと、そこからは終始気持ち良くオフェンスを展開され、得意のプレスディフェンスにこだわるも一度も成功せず、相手の攻撃の手を全く止めることが出来ない香川。第4Q出だしで連続3Pやバスケットカウントで点を取る場面も見られたが、それ以上に東京に得点を奪われ、後半は全てゲームを掌握され一方的なゲーム展開となってしまった。スタッツを見ても相手のFG59%中2Pは58.6%でペイントエリアの得点が56点、3Pも12/20で60%と中も外もやられており、アシストも20本と如何に相手のオフェンスを香川が止めれなかったかが明らか。逆に香川のオフェンスは最近の勝ち試合と負け試合ではっきりと表れる3Pと2Pの比重の違いが出ており、1日目に出来ていたインサイドへのアタックがこの試合相手のゾーンディフェンスによって封じられ、3Pを打つ数が多くなってしまったものの、その確率が上がらずオフェンスのリズムを構築出来なかったことが伺える。1日目の試合からやられたポイントを抑えるための修正をしっかり準備した東京に対し、香川は更に厳しい戦いを迎える為の対策や準備が気持ちの面からも足りなかったと言えるかもしれない。
【HCコメント】
香川
ナバーロHC
「気持ちの面での準備が足りなかった。昨日の試合の勝利であたかも自分達が強いチームだと錯覚してしまい、そのままコートに出て昨日と同じようなプレイが出来ると思っていた。それ以上に東京は素晴らしく、コーチングもきちんと出来ており、ゾーンをしいて我々に外からのシュートを打たせるように仕向け、それに対して我々は焦ってシュートを打ってしまった。今日の試合、我々はほとんどの選手のシュート確率が30%に対し相手は70%の選手が多かった。オープンの状態での3Pを決めきれるチームにならなければいけない。オフェンス面だけでなく、ディフェンス面も非常に問題が多かった。我々のゲームプランとして大きな変更はしておらず、昨日は選手達がそれをしっかりと遂行して勝つ事が出来たが、今日はどの選手も激しさを持ったディフェンスが出来ず、プランの遂行が出来ていなかったことがこの結果に繋がった。そこについてはコーチとして自分の責任も大きい。もっとコーチとして選手達に2日通じてハードなディフェンスをさせるようにしなければいけないと思う。我々はシーズンを通して土日一方で良い試合が出来たにも関わらず、もう一方でひどい試合をしてしまうという形を繰り返してしまっている。我々は決して強いチームではなく、全ての試合でゲームプランを確実に遂行し、相手よりもよりハードに戦わなければいけないという事をもう一度肝に命じる必要がある。次のリーグNo1のチームとのAWAYでの試合に向けて、今日のような試合はなるべく引きずらず早く次の試合に向けて1日目に出来たポジティブな面を見ていかなくてはいけない。その次も広島戦と2週続けてリーグのTop3のチームとの対戦になるわけだが、それに向けて選手は強敵に立ち向かっていく気持ちの準備をしなくてはいけないし、それをコーチとして導いていかなくてはいけないと思っている。今日のような派手に負けた試合が自分達をもう一度見つめなおし、成長する良い機会になってくれればと思うし、そう出来るよう次の週の練習でまたしっかり準備したい。」
東京EX
早水HC
「昨日やられたところをチームとして修正し、選手はそれをしっかり遂行してくれたと思います。出だしは我慢の時間が続きましたが、そこから一気に突き放すことが出来たのかなと思います。これを1日目の出だしから出来るようにチームとしてしっかりとコントロールしていかないといけないし、戦術も気持ちの問題も含めた部分を一日目から発揮できるように今後やっていきたいと思います。第2Qのタイムアウトから流れを掴めた要因として、昨日タプスコット選手を自由にやらせてしまったので、ゾーンをしいたりとか、少し形を変えながらやりました。ちょっと第2Q点が取れない時間帯がありましたが、ウチは爆発力はあるので、そこは気にせず我慢してディフェンスをやり続ければ必ずウチに流れが来ると思っていたので、それまで如何に我慢できるかを言い続けた。決して特別変わったことをしたと言うよりは、やっぱり気持ちの問題で選手が攻め気を出して、我慢をしてやってくれたと思います。」
この日の試合も1500名を超える方が、会場に足を運んでくださり、選手に大きな声援を送ってくれていました。会場にて応援してくださった大勢の皆様、スポナビライブにて観戦していただいた皆様、本当にありがとうございました。
派手にやられてしまいましたが、コーチの言葉通り、続く2週はリーグの中でもランキングでTop3に入るチームとの戦いが続きます。この試合を決して忘れることはしませんが、引きずることなく、気持ちを切り替えて、チャレンジャーとして全力をぶつけたいと思います。
次のHOME戦は3月25-26日に観音寺市立総合体育館にて広島ドラゴンフライズとの戦いです。
皆さん応援のほどよろしくお願いいたします!!