【試合結果】4月8日(土)HOME愛媛オレンジバイキングス第1戦
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4月8日(土)高松市総合体育館で行われたHOME愛媛オレンジバイキングス第1戦の試合結果です。
【BOX SCORE】
香川(KAGAWA) 67 - 80 愛媛(EHIME)
第1Q 16 - 21
第2Q 20 - 26
第3Q 17 - 18
第4Q 14 - 15
【スターティング5】
香川:#5溝口選手、#11タプスコット選手、#15坂東選手、#19徳永選手、#41高田選手
愛媛:#1中島選手、#13俊野(佳)選手、#16笠原選手、#33俊野(達)選手、#41ウィリアムJr.選手
【主な活躍選手スタッツ】
香川
#11タプスコット選手 21得点11リバウンド7アシスト2ブロックショット
#13近選手 10得点
#41高田選手 13得点5リバウンド
愛媛
#16笠原選手 10得点5リバウンド5アシスト
#21ブラックレッジ選手 13得点15リバウンド4アシスト3ブロックショット
#22クロフォード選手 8得点
#33俊野(達)選手 19得点
#41ウィリアムJr.選手 18得点9リバウンド
【入場者数】760名
【試合戦評】
■第1Q 11 – 22
最初の得点は香川#41高田選手のミドルシュートから。しかしすぐに愛媛も#41ウィリアムJr.選手のインサイドで返す。続けて香川は#19徳永選手がミドルシュートを決めるが、愛媛の#16笠原選手にリバウンドから走られ1点返される。その後もミドルシュートを中心に攻める香川とドライブやインサイドで点を重ねる愛媛の得点の奪い合いが続き、それ以降もどちらも一歩も引かない互角の戦いが繰り広げられる。香川は3点のリードまではつけるものの、それ以上つけ離すことが出来ないままお互いに次の点が入らなくなるが、愛媛#33俊野(達)選手に3Pを決められると、その次のボール出しで相手にパスをしてしまい、愛媛#16笠原選手にバスケットカウントを取られ、一気に逆転されリードを許してしまう。その後もターンオーバーが続き攻めれずにいると、更に愛媛#33俊野(達)選手にアウトサイドを決められ5点差とされる。香川も#13近選手がフリースローをもらい、2点返すが愛媛の最後のオフェンスで#21ブラックレッジ選手が3Pを狙ったところをそのシュートチェックがファウルと判定され、3ショットを与えてしまう。それを2本決めて愛媛が5点リードで第1Q終了。
■第2Q 29 – 51 (18 - 29)
出だしは香川の#11タプスコット選手がフリースローを奪い2点返してスタート。しかし、愛媛の#22クロフォード選手にインサイドで決め返されてしまう。続けて同じく#11タプスコット選手がレイアップを決めますが、これも愛媛#21ブラックレッジ選手に3Pを決められてしまうと、続けて3連続愛媛に得点され、逆にリードを広げられてしまう。しかし決して勢いは失っていない香川も再び#11タプスコット選手がバスケットカウントを奪うと、それに#32ウィリアムス選手もインサイドプレイで続き、3点差とリードを縮めてオフィシャルタイムアウト。お互いに次の得点が決められずにいると、ここでB2個人通算得点1000点まであと1点と迫った香川#11タプスコット選手がフリースローを得ると、その2本目を決めて記録を達成する。しかし、そんなことはお構い無しの愛媛は#33俊野(達)選手が冷静に3Pを決めると#41ウィリアムスJr.選手に連続ロングレンジを決められ、再び9点リードとされる。香川も#32ウィリアムス選手のダンクと続けて#15坂東選手のスティールから#11タプスコット選手がダンクに持ち込み点を返すが、またしても愛媛にタイムアウトから#21ブラックレッジ選手、#41ウィリアムJr.と連続ミドルシュートを決められ、更に#33俊野(達)選手にこの日3本目の3Pを決められると点差は11点差となる。香川は最後のオフェンスも愛媛#21ブラックレッジ選手のブロックに合い決めきれずに終わりそのまま前半終了。
■第3Q 51 - 72(22 - 21)
後半の出だしも愛媛#13俊野(佳)選手にドライブからレイアップを決められてスタート。続けて#41ウィリアムJr.選手にもインサイドで決められる。香川も#15坂東選手が3Pを決めるが、これも愛媛#16笠原選手に3Pで返されてしまう。それでも再び香川は#15坂東選手が3Pを沈めるが、またしても愛媛#16笠原選手にリバウンドからそのままドリブルで持ち込まれバスケットカウントを与えてしまう。その後も良いオフェンスを展開できずに苦しむ香川はじわじわと愛媛にリードを広げられ一時は17点差とされますが、それでもディフェンスで踏ん張りを見せると#13近選手が2連続で3Pを沈め一気に点差を10点に縮める。すぐさま愛媛はタイムアウトを取ると、再び連続得点で落ち着きを取り戻されてしまう。14点差とされた香川は#13近選手がフリースローを2本しっかりと入れるとすぐにプレスディフェンスをしき、相手のターンオーバーを奪い最後の得点チャンスを得る。しかしこれを決められず、12点ビハインドで最終Qへ。
- 第4Q 64 - 86(13 - 14)
最終Qの最初の得点も愛媛#22クロフォード選手の得点から。香川はその後3分間最初の得点を決められず再びオフェンスに苦戦する。中々最初の得点を決められない香川でしたが、しっかりとボールをシェアしてフリーになったところを#19徳永選手の3Pで初得点。しかし愛媛の#41ウィリアムJr.選手に3Pで返されてしまう。#14フォーブス選手もインサイドで得点するが、これも愛媛#21ブラックレッジ選手に返され16点差のままオフィシャルタイムアウトへ。オフィシャルタイムアウト明け、追いつくためには相手よりもエナジーの部分で上回らなければならないところでしたが、次々と愛媛にオフェンスリバウンドを取られ、何度もシュートチャンスを与えてしまう。香川も#11タプスコット選手が個人技で踏ん張り、最後に#41高田選手も3Pを決めるが、最後までよりハードにプレイしつ続けた愛媛がリードを保ったまま試合終了。
- 全体
試合序盤から全てにおいて類似したスタッツの実力の拮抗したチーム同士のカードらしく激しい戦いを繰り広げる両チーム、どちらもエナジー高く、相手が得点すればそれをすぐに返すという緊張感溢れる互角の展開で始まる。香川が僅かにリードして進んだ第1Qだったが、ショットクロック残り1秒で愛媛#33俊野(達)選手に3Pを決められるとそこから続けてターンオーバーから#16笠原選手にもバスケットカウントを与えてしまい、一瞬で逆転されてしまうと、そこから愛媛のエンジンがかかり、愛媛のエナジーが徐々に香川を上回っていく。そのディフェンスに香川も攻めあぐねる場面が出始めると愛媛にも連続得点を許してしまい、リードを広げられてしまう。香川も#11タプスコット選手を中心に攻めを展開し、第3Qには#15坂東選手と#13近選手がそれぞれ2連続3Pを沈めて点差を縮める場面もあったが、その度に愛媛に同じく3Pを返されてしまうか、効果的なタイムアウトで流れを切られてしまうなど、追撃のチャンスを失う。また要所で愛媛にオフェンスリバウンドを何本も取られ、相手に攻撃チャンスを繰り返し与えてしまったり、ルーズボールを先に触るのが愛媛の選手であったりと、追いかける側のチームとしてはエナジーの足りない場面も見られ、結局最後まで追いかけることが出来ないまま愛媛に軍配を与えてしまった。スタッツを見ても、愛媛にリバウンドで大きく差を開けられ、オフェンスリバウンドも15本取られ、セカンドチャンスポイントも21点とチームとしてリバウンドを守ることが出来なかったのが伺える。また、香川のFG%を見ても特に2Pの確率が非常に悪く、ゴールにアタック出来ず、効果的にオフェンスを展開出来なかった。この部分が勝敗を分けた大きな要因と言える。
【HCコメント】
香川
ナバーロHC
「今日は愛媛のディフェンスが非常に素晴らしかったと思います。我々のシュートも30%台に抑えてしまった。シュートをこれだけ抑えられてしまうと勝つのは難しい。我々のディフェンスは18秒まではしっかり出来ていたものの、相手に最後にシュートを決められてしまっていたというところで、24秒最後まで守りきらなければいけなかった。また、相手に15本もオフェンスリバウンドを取られており、何度も相手にシュートを打つチャンスを与えてしまった。明日はその部分を改善したいと思う。今日はシェイの1000得点達成の記録があったが、彼はリーグ最高の選手だと思っている。彼のオフェンスを止めるのは相当難しいだけでなく、彼は誰よりもハードにプレイするプレイヤー。そこがこの大きな記録を達成出来た理由だと思う。そのリーグNo1のスコアラーのいるチームにも関わらず我々が勝てていないのは他の選手のステップアップが足りていないところにある。彼に続く徳永選手の平均得点が8点、そして更にそれぞれの選手のシュート確率も良くない。我々はもっとオフェンスの効率性を上げなくてはいけない。明日の試合に向けて、我々はディフェンス面とリバウンドの部分の改善が出来るかに尽きると思っている。我々のオフェンスはどれだけ良いディフェンスが出来るかに非常に左右される。今日のディフェンスは悪かったわけではないが、より良いディフェンスをしなければいけない。今週リバウンドにフォーカスをおいて取り組んできた中で、相手に15本オフェンスリバウンドを取られてしまったのは正直残念。どれだけ練習でリバウンドを強化するドリルをしても、やはりリバウンドを取るのは気持ちの部分が重要だと選手には伝えた。どれだけ各選手がリバウンドに対して強い意識を持っているか、それが今日は見られなかった。林太郎が良い例。彼は特に体格が優れているわけではないが、彼はリーグのガードの中でも優れたリバウンダーの一人。チーム全ての選手が、彼と同じような気持ちでリバウンドに臨めるようになれば、我々はもっとリバウンドの強いチームになれるだろう。今日の試合我々はスクリーンを使ったプレイを上手く展開出来ていなかったが、それは今日の愛媛のディフェンスが良かったから。相手チームのブラックレッジ選手や俊野兄弟は非常に良いディフェンスをする選手。彼らのディフェンスによって我々が今日やりたかったことの多くが潰されてしまった。そうであっても、何度も繰り返すが我々はもっとシュート確率を上げなくてはいけない。また我々のガードの選手がもっとアグレッシブにプレイしなくてはいけない。ピックを使ったプレイの際、ガードはまずゴールに向かってアタックすることが重要。愛媛はビッグマンを敢えて外に広げて、我々のビッグマンに対しスピードの速いガードの選手にアタックを上手く展開している。そういった部分を我々も今週取り組んできたが、上手く遂行することは出来なかった。」
愛媛
河井HC
「今回何とか1点差でも香川から勝利を勝ち取りたいという思いで来たわけですが、率直に選手が頑張ってくれたと思います。その中で課題にあげていた一つで、ターンオーバーの数が11個と自分達のアベレージからすれば我慢することが出来ましたが、その質を見るともっと抑えることが出来たのではないかと思います。少しもったいなかったなと思うところはありますが、相手のオフェンスリバウンドもタプスコット選手に6本は取られていますが、チーム全体で11本しか取られていない。そういったところを課題にしていたのでそういった意味ではタプスコット選手には21点取られていますが、他の選手にはしっかりと自分達のルール通り抑えることが出来たのではないかなと思います。ただ当然ですが、明日このシーズン終盤順位が1つしか変わらないチームが戦っているわけですので、非常に明日のゲーム高いエナジーを持って向かってくると思いますので、迎え撃つのでは無く、しっかりと香川の気持ちに対して、自分達が受身にならずにぶつかって行きたいと思います。特に流れを掴むプレイというのは無かったですが、平均的に良く頑張れたと思います。僕が求めているところからするとまだまだ甘かったかなと思いますが、しっかり走るべきところとコントロールすべきところのメリハリはだんだん良くなってきているかなと思ってます。選手には当然のことながら、タプスコット選手のところと、あと坂東選手のところに関しては今週準備段階から再三に渡って喋ってはいたので、21点は取られていますが、アベレージに抑えることが出来たということが大きいのかなと。特別な大仕事を彼にさせなかったところも大きいと思います。」
昨日も会場にてチームを最後まで鼓舞し続けてくださり、シェイの記念すべき1000得点も一緒に祝福してくださった皆様、大変ありがとうございました。
また、スポナビライブにて観戦してくださった皆様もありがとうございました。
シェイの輝かしい記録と合わせて勝利も上げたいところではありましたが、本日はその悔しさをぶつけて愛媛との今シーズン最後の戦いを勝って締めくくりたいと思います。
ぜひ皆様会場に起こしいただき、選手と一緒に戦っていただければと思います。
応援よろしくお願いいたします!!